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- 塾長コラム
行動できない経営者が劇的に変わる「3分間ルール」
目次
先延ばしを断ち切る「小さな一歩」の科学
経営者とは、本質的に「野心家」です。
会社を成長させたい。
社員の未来を守りたい。
家業をもっと強くしたい。
そして、いつか本気で思い描いてきた理想の経営を形にしたい。
しかし——。
多くの経営者が心のどこかで、こう思っています。
「やるべきことは分かっている。だが、なぜか動けない。」
経営計画づくり、採用戦略の構築、新規事業の準備、YouTube発信、人事制度づくり…
どれも重要だと分かっている。
でも、机に向かうと別の仕事を始めてしまったり、メールを見たり、SNSを触ったりする。
そして夜になると襲ってくる罪悪感。
「本当はもっとできたはずなのに…」
経営者は社員に弱みを見せられないため、この悩みを誰にも言いません。
しかし、実際には多くの経営者が“先延ばしの罠”に落ちているのです。
今日は、その先延ばし癖を断ち切るための実践的な方法を、6つのキーワードとともに分かりやすくお伝えします。
1. 先延ばし(プロクラステイネーション)の正体
先延ばしは「怠け」でも「性格の問題」でもありません。
実は科学的に説明がつきます。
人間は 「今の快楽」を優先し、「未来の利益」を後回しにする脳の構造を持っています。
だから、面倒と感じるタスクは無意識に避けるようになっています。
経営者が決して怠け者なのではなく、
脳が先延ばしを選びたがる仕組みになっているということです。
この構造を理解するだけで、自分を責めるクセが減り、行動がラクになります。
2. ハードルを下げることが経営の生産性を変える
先延ばしの正体を理解したら、次は対策です。
もっとも効果的なのが、「タスクのハードルを徹底的に下げる」という考え方です。
・「経営計画書を完成させる」
→ ハードルが高すぎる
・「目次だけ作る」
→ 一気に始めやすくなる
・「採用ページを作る」
→ 負荷が高い
・「3つの募集要件を書くだけ」
→ すぐできる
要するに、「大きなタスクのままで扱うから、大きな抵抗が生まれる」
ハードルを下げるだけで、行動スピードは一気に変わります。
3. 最小の一歩が業績を変える
行動できるかどうかのカギは、
最初の一歩が「小さいか、大きいか」だけです。
これは習慣化の研究者も繰り返し強調しています。
「ジムに行く」を習慣にしたければ
“とりあえず運動着に着替える”だけでOK。
会社経営に置き換えると、
・“経営計画をつくる” ではなく
→ 1行だけ書く
・ “YouTube撮影をする” ではなく
→ タイトル案を5つ出すだけ
・ “社員教育を整える” ではなく
→ 新任社員研修の目的を30秒で箇条書き
これだけで十分です。
4. 3分間ルール:経営者が最速で動くための魔法
次に紹介するのが、世界中で愛されている習慣化テクニックが**「3分間ルール」** です。
ルールは簡単。
まず3分だけやる。やめてもいい。
・経営計画に3分だけ向き合う
・人事制度の見直しに3分だけ手をつける
・採用ページを3分だけ触る
・ブログを3分だけ書く
これで十分。
不思議なことに、多くの場合 3**分以上続けてしまう** のです。
なぜか?
5. 動き出した物体は動き続ける(慣性の法則)
ニュートンの第一法則「慣性の法則」は、
経営者の行動にもそのまま当てはまります。
静止している経営者は、静止し続ける。
動き出した経営者は、動き続ける。
つまり、
最初の小さな一押し(=3分 or 最小の一歩)さえ越えれば、仕事は勝手に進み出すのです。
よくある話が、
・経営計画を「ちょっとだけやるか」と始めたら、気がつけば1時間経っていた
・面倒に感じていたメールを整理し始めたら、勢いで全部片づいた
・1本のYouTube台本を書き始めたら、そのまま3本分作ってしまった
これはすべて慣性が味方についた瞬間 です。
6. 小さな習慣が会社を変える
行動を変えるのは、やる気でも性格でもなく、「小さな習慣の積み重ね」です。
毎日、たった3分でも続けば、1年後には会社の基盤が大幅に強化されています。
具体例:
・3分間の経営計画振り返り → 経営の軸がブレなくなる
・3分間の採用要件整理 → 採用活動が洗練される
・3分間の理念・MVVメモ → 社員教育の質が上がる
・3分間の仕組み化メモ → 業務効率が大きく改善する
「継続は力なり」ではなく、「継続は最小の一歩×慣性の掛け算」です。
最後に
経営とは、「大きな夢 × 日々の小さな行動」の積み重ねです。
決意は不要。気合いも不要。必要なのは唯一つ。
「最小の一歩を、今日踏み出すこと」
あなたがもし、やりたいのに動けず、自分を責めているなら、
それは怠けではありません。
ただ、スタートのハードルが高すぎるだけです。
ハードルを下げ、3分だけ動き出せば、あなたの経営は必ず変わります。
そしてその小さな習慣が、社員と会社の未来を大きく変える力になります。

