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10,000人が見た逆算経営計画|キャッシュリッチ企業の思考法
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10,000人が見た逆算経営計画|キャッシュリッチ企業の思考法

売上はあるのに、お金が残らない会社へ

――10,000回再生されたYouTubeで伝えた「逆算経営計画」という考え方

「売上はあるんです。」
「仕事も増えてきました。」
「でも……なぜか、お金が残らないんです。」

これは、私が日々、経営者の方から最も多く聞く言葉です。

 

資金繰りに追われている。

将来の不安が消えない。

それでも社員の前では平静を装う。

中小企業の経営者なら、一度は経験があるのではないでしょうか。

 

先日、あるYouTube番組に出演し、

このテーマについてお話しさせていただきました。

 

おかげさまで、その動画は再生回数10,000回を突破。

さらに100名近くの方から「逆算経営計画」についてのお問合せをいただいています。

それだけ多くの経営者が、「今の経営のままではいけない」と感じているのだと思います。

 

ある社長の相談から始まった話

以前、社員20名ほどの製造業の社長から、こんな相談を受けました。

 

「毎月売上は1,500万円くらいあります。赤字でもありません。
なのに、通帳の残高を見ると不安になります。」

 

決算書を見せてもらうと、確かに大赤字ではありません。

しかし、利益率は低く、資金繰りは常に綱渡り状態でした。

 

社長はこう言いました。

「もっと売上を伸ばさないといけないですよね?」

私はこう返しました。

「いいえ。重要なのは売上ではありません。」

社長は少し驚いた顔をされました。

 

キャッシュリッチ企業は真逆の発想をしている

多くの会社は、経営を考えるとき、こうした順番になります。

 

・まず売上目標を決める
・その売上を達成するために頑張る
・結果として出た利益を見る

 

いわゆる「順算型」の考え方です。

 

一見、正しそうに見えます。

しかし、この考え方には大きな落とし穴があります。

売上が増えると、人を増やす。設備を買う。広告費をかける。

その結果、どうなるか。

売上は伸びたのに、忙しくなっただけ。

お金は相変わらず残らない。

これが、多くの中小企業で起きている現実です。

 

一方で、安定してお金が残り続けている会社は、

まったく逆の順番で考えています。

実は、世の中でうまくいっていることの9割は、逆算されています。

 

オリンピック選手は、

「金メダルを獲る」というゴールから逆算して、今日の練習内容を決めています。

 

受験で第一志望に合格する学生も、

「合格」というゴールから逆算して、勉強計画を立てています。

 

建物を建てるときも、完成図が先にあり、

そこから設計図が描かれ、工程が決まります。

 

このように、世の中で上手くいっていることの9割は逆算からできています。

つまり、ゴールが決まっていないまま経営を続けて、

偶然うまくいくことは、ほとんどありません。

 

キャッシュリッチ企業も同じです。

彼らは、まずこう考えます。

 

・将来、会社にいくらお金を残したいのか
・社長として、どんな働き方をしたいのか
・社員に、どれくらいの給与を払いたいのか

 

先に「残したい姿」を決めます。

 

そして、

 

そのために必要な利益はいくらか。
その利益を出すために必要な粗利はいくらか。
その粗利を生むために必要な売上はいくらか。

 

この順番で数字を組み立てます。

 

売上から考えない。ゴールから考える。

これが、キャッシュリッチ企業が実践している「逆算経営」の正体です。

 

 

「いくら売りたいか」ではなく 「いくら残したいか」

逆算経営計画のスタートは、こうです。

 

「5年後、会社にいくらお金を残したいか?」
「社長として、どんな生活を送りたいか?」
「社員にどれくらいの給与を払いたいか?」

 

ここを曖昧にしたままでは、正しい売上目標は作れません。

 

例えば、

・年間で3,000万円の利益が必要
・そのために必要な粗利はいくらか
・その粗利を出すための売上はいくらか

この順番で数字を組み立てます。

すると初めて、意味のある売上目標が生まれます。

 

経営計画とは「夢」ではなく「設計図」

多くの方が、経営計画を

「立派な資料」
「発表用の資料」

だと思っています。

 

しかし本来、経営計画は、

『どのような会社をつくるのかという設計図』

です。

 

家を建てるときに、設計図なしで建てる人はいません。

 

しかし、会社は

「なんとなく」
「去年と同じ感じで」

経営してしまう。

これが不安の正体です。

 

数字が見えると、経営は驚くほど楽になる

逆算経営計画を作ると、こう変わります。

 

・今月いくら利益が出る予定か分かる
・ズレたらすぐ修正できる
・設備投資をしていいか判断できる
・人を増やしていいか分かる

 

つまり、

迷いが減ります。

迷いが減ると、

社長のエネルギーは「悩み」ではなく「前進」に使えるようになります。

 

なぜ今、多くの社長が動き出しているのか

物価は上がり続けています。
人件費も上がっています。
金利も上がり始めています。

この環境で、

「売上さえ上げれば何とかなる」

という時代は終わりました。

 

これから必要なのは、

粗利を最大化し、経費を最適化し、キャッシュが残る構造を作ること。

そのための道具が、逆算経営計画です。

 

最後に

経営は、根性論ではありません。

才能勝負でもありません。

設計の問題です。

 

もし今、

・将来が不安
・お金の心配が消えない
・このままでいいのか分からない

そう感じているなら、一度立ち止まり、

「会社の設計図」を一度しっかりとつくってみてください。

 

会社の未来は、今日の「考え方」で決まります。

あなたの会社が、

「頑張らなくてもお金が残る会社」へ進むことを、

心から願っています。