【 塾生インタビュー@平山様 】社員教育について
2023.10.25
ーお客様からの声ー
地域で1番の薬局になるためには「人」としての成長を図る。
有限会社スタイル薬局
代表取締役 平山 智宏様
ーProfileー
盛岡市で「街の薬局」を目指し、経営されています。
1987年6月にお父様が設立し、同年9月にスタイル薬局、2002年9月にこまくさ薬局を開局されています。ちょうど設立30年の節目の年となる2017年9月代表取締役に就任されています。就任前の多くの店舗での薬剤師としての経験を活かし、お父様から受け継いだ想いと共に社内改善に取り組まれています。
お客様への情報提供としてSNSの活用をされていて、HPの充実によってお客様へ健康に向けた知識やお薬情報などを多く掲載されています。
▷入塾のきっかけを教えて下さい
入塾する前、ある会社の簡易的なセミナーを4カ月ほど受けていました。そのセミナーの取り組みには共感できたのですが、
社員との接し方について非常にドライな印象を受けました。
弊社には優しい社員が多いし、そうした社員の感情を抜きに仕事することはできない。
そうしてしまえば「社員がいなくなってしま
うのでは」と思い、導入せずに100年塾のセミナーに参加しました。
保険薬局業界には、大手にM&Aされて中小が生き残りにくくなるという将来が訪れます。
それが明らかでしたので「経営を学びたい」とはずっと思っていました。
そのような中で100年塾のセミナーが埼玉県で開かれることを知り、
たまたま参加できる時間ができたので行ったのが始まりです。
100年塾の存在は、金村さんの著書「赤字社員だらけでも営業利益20%をたたき出した社長の経営ノート」を購入していたので、
前から知っていました。
セミナーは、内容がすごく分かりやすくて「自分にもできるかもしれない」と思いました。
その後の入塾説明会に社員2人を連れて参加し、入塾を決めました。社員を同席させたのは、
セミナーを受けた時に1週間の合宿があることを知り、1週間も不在にするためには社員の協力が欠かせないと考えたからです。
▷入塾した当初はどうでしたか
金村さんの本を購入した当時は社員との人間関係の問題が本当に大変だったんですが、入塾当初は社員が入れ替わったこともあって
社内の課題があるとは思っていませんでした。
でも、間違いでした。
合宿に参加して勉強し、「経営って別次元の話だな」「課題だらけだな」と痛感しました。
入塾して課題が山積していることに気付いたんです。
とは言え、何をすればいいのか全く分からなかったので、始めの頃は金村さんに言われたことをとにかく実行しました。
その一つがサンクスカードです。実は金村さんの本を読んでサンクスカード的なことに取り組んでみたのですが、結果は散々でした。
しかし、ちゃんと指導を受けて改めて実施してみると、かなりうまくいきました。
▷入塾して平山社長自身に変化はありましたか
100年塾で社員への興味、関心を持つということは教えられているので、そこの部分っていうのは意識してきました。
その結果、社員との時間を大事にするようになったと思っています。
社員との関係が悪かったころは、社員のことを信用できていませんでした。
飲み会も30分たったらお金だけ置いて帰っていましたし、社員から「人にあらず」と言われたこともあります(笑)
しかし今は面談にも取り組めていますし、飲み会にも嫌々ではなく最後まで参加できています。
100年塾の方が「TTPの時に社員さんが平山社長の好きなところを話し合っていましたよ」
とおっしゃってくださいましたが、そう言っていたのはひどかった頃とのギャップがあるからかもしれないです(笑)
▷複数の社員さんをU29や幹部塾、TTPに出席させる意図や社員さんの変化について教えてください
行ける社員がいれば、もしくは「行きたい」と言ってくれる社員がいれば参加してもらうようにしています。
過去には参加させるのが心配な社員もいたのですが、結果的に学びを得て楽しそうに帰ってきたので「これなら良さそうだ」と思い、
なるべく参加させるようにしています。
もうひとつの理由としては、社外に知り合いができることが社員にとって大きな刺激になるからです。
これまでは、私のつながりで地元の企業の方と顔見知りになることはあったのですが、私のつながりなのでどうしても経営者周り
の人間が多く、社員としては接しづらいところがありました。
しかし、100年塾では同じ社員同士の知り合いが全国にできるので、視野が広がるし刺激にもなっていると感じています。
社員の中でも特に幹部は、養成塾に出したことで動く速度が上がりました。
以前だったら、ある指示をするとその理由を聞かれることが多かったのですが、こちらの意図をくみ取ってくれているので迅速に行動して
くれるようになりました。
私が社員を信頼するようになったことも影響していると思います。
社員を教育する上で大切にしていることは「どうやって失敗させるか」です。
失敗が許されない業界ではあるのですが、失敗しないと成長しません。
例えば、些細なことですが飲み会のセッティングを若い社員に任せるなど、業務以外の場面でも成長できる機会を与えるように意識してい
ます。
学びの機会が増えたことで、それが刺激になり意欲が高まっているのを感じます。
▷どういう企業に100年塾を勧めたいと思いますか
人に関する問題を抱えている企業です。
売り上げはもちろん大事ですが、組織は人で成り立っているので、人に関する問題はどの業種の企業でも、いつの時代でも大なり小なりあ
ると思います。
単年でなんとかなるものではないと気付いたからです。
実際、他の塾生の話を聞いても大半は「社員が辞めてしまう」「定着しない」といった問題です。
100年塾はこうした問題を解決できるので、人の問題で悩む企業にとってはすごくいい環境だと感じています。
▷入塾して5年目の現在、新たに見えてきた課題はありますか
おかげさまで人間関係の課題はかなり解消できましたし、社員の行動スピードも上がってきたので、売り上げを拡大するステージ
なのかなと思っています。
そのためには、多少負荷がかかる仕事であったとしても、そういうものを私が取ってこないといけない時期だと考えています。
今回の講義を受け、売り上げに焦点を当てるべきだなという結論に至りました。
好印象を与え、良好な関係を構築しておくことは、取引する上でもプラスに働いています。
▷今後の展望を教えてください
地域の方々に「薬局と言えばスタイル薬局」と言ってもらえるような、地域で1番の薬局を目指します。
たくさんある薬局の中でそうなるには、「人」が大事だと考えています。困った時に「あの人から薬をもらおう」と思ってもらえるよう、
薬剤師や医療事務スタッフら社員を成長させたいですし、「人」が差別化できる要素だと理解してもらう必要があると感じています。
また、前社長である父は体調の関係で2年前から全く会社に顔を出さなくなりました。
ですが、今年の発表会には参加してもらおうと考えています。
100年塾に参加させてもらって「会社がこうなったんだよ」っていうのを1回でもいいから見てもらいたいなと思っています。
平山社長インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。
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